就学に向けて

子育てポイント

保育園、幼稚園では、就学に向けての基本的生活習慣の確立や学習を徹底している所もあります。学習はさておき、基本的生活習慣は、きちんとしておきたいもの。また、あいさつや清潔を心がけること、マナーやルールを守るということは身につけさせたいものです。

小学生になる心構え

「もうすぐ小学生なんだから」「ちゃんとしなさい」とプレッシャーを与え、小学校に行く不安をあおらないように気をつけましょう。「小学校では、どんな遊びや勉強するのかな?」「○○ちゃんと一緒に行けるね」など、期待感をふくらませる言葉で、意欲を引き出します。
家庭の方針にもよりますが、入学に必要な物を新しく買いそろえ、これを使って早く勉強したい!っと思わせるのもいいですね。
また、小学生になれば、机に向かってじっとしておくことも必要です。忍耐力や人の話を聞く姿勢を教えておきましょう。

一番が全てではない

勉強や運動で一番になることが全てではありません。人として最低限必要なのは、勉強や運動でなく、人や物に対する思いやりがあることです。だからといって、最近の風潮である「おててつないでみんな一緒」では、努力する楽しさ・充実感も味わいづらいでしょう。
結果ではなく、過程が大切であることを教え、子どもが努力したけれど思うような成功を得られなければ、「よくがんばったね」と、過程をほめてあげましょう。そして、子どもの長所をよく知り、それを伸ばしてあげ、また短所を克服できるように努力するように導いていきましょう。

文字・数

文字や数の学習は、小学校に入ってから勉強しますので、入学するまでに、必ず身につけておかなければならないものではありません。
しかし、自分の名前くらいは、ひらがなで書けるようにしておいた方がいいでしょう。文字・数は無理に教えても身にはつきません。
子どもが興味を示してから、遊びの中に取り入れながら教えていきます。

※ここに紹介しているのは、標準的な発育・発達です。これに当てはまらなくても心配せず、お子さんの様子をよく観察してください。著しく異なる場合は、かかりつけ医などに、相談してみましょう。